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初期のジャズレコード
ニューオリンズは、凄いミュージシャンを多数輩出した土地ですが、初期のジャズと言うと必ず登場するのが「バディ・ボールデン(Buddy Bolden)(1877-1931)」「キッド・オリー(Kid Ory)(1886-1973)」「キング・オリバー(King Oliver)(1885-1938)」と言ったバンドのリーダーや、その周辺のミュージシャンです。
かれこれ100年以上前に生れた人達がほとんどですが、最近はまたこの辺も面白く感じてます。
実に、時代を溯る事100年以上と言う事ですが、嬉しい事にちゃんと歌や演奏が聴く事が出来ます。ラグタイムと同じ頃になりますが、ニューオリンズ辺りではディキシーランドと言う、ジャズのスタイルが生れていました。
※録音されたものは1920年代からになりますが・・・・
当時の女性歌手達も聴いてみよう
バディ・ボールデン(Buddy Bolden)(1877-1931)
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ルイジアナ州ニューオリンズ出身の彼はコルネット奏者であり、彼のバンドは、後にジャズとして語られるスタイル(即興性を持つ音楽)の先駆けとも言われます。
ラグタイムやディクシーランドを基にしているのがジャズとしても、かなりブルースも感じます。 |
エドワード・“キッド”・オリー(Kid Ory)(1886-1973)
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ルイジアナ州ラプレイス(ニューオリンズから30マイルほど)出身の彼はトロンボーン奏者であり、10代の後半にはすでに自分のバンドを率いていました。
20歳くらいでニューオリンズに出て、そこでのバンドでは、ジョー・“キング”・オリヴァー(Joe "King" Oliver)、ルイ・アームストロング、マット・キャリー(Mutt Carey)、ジョニー・ドッズ(Johnny Dodds)、ジミー・ヌーン(Jimmie Noone)など、ニューオーリンズの偉大なミュージシャンを数多く雇っていました。
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キング・オリバー (Joe "King" Oliver)(1885-1938)
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1900年代の始めの頃、シカゴにはまだ黒人向けの劇場は1軒しかなく、キング・オリバーのクリオール・ジャズバンドなどが出演していました。
ルイジアナ州ニューオリンズ出身の彼のバンドには、後にルイ・アームストロングも加入します。オリバーは作曲家としても素晴らしく、ジャズの原点にいる人の一人です。
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ルイ・アームストロング (Louis Armstrong) (1901-1971)
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サッチモ(Satchmo)という愛称でも知られます。歌手として、トランペット、コルネット奏者として、ジャズの歴史の中でも、最も有名な人の一人です。ルイジアナ州ニューオリンズ出身で、1923年にシカゴに移住、やはりニューオリンズ出身のキング・オリバー楽団に入り、初のレコーディングをします。
←何と、14枚セット・・・
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シドニー・ベチェ (Sidney Bechet) (1897-1959)
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ルイジアナ州ニューオリンズ出身のクリオールです。1917年にシカゴにでて、1919年にはニューヨークに住みます。初期のジャズ・クラリネット、ソプラノサックス奏者では最も成功した人です。
後には、ディキシーランド・ミュージックの再興を目的として、「Tommy Ladnier」とコンビを組み「New Olreans Feetwarmers」を結成します。 晩年はフランスに移住しました。
←こちらも、14枚セット・・・ |
トミー・ラドニア (Tommy Ladnier) (1900-1939)
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ルイジアナ州マンディヴィル出身のトランペット奏者です。
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ジェリー・ロール・モートン (Jelly Roll Morton) (1890-1941)
ジョニー・サンシール (Johnny St. Cyr) (1890-1966)
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「ルイ・アームストロング(1901-1971)」のバンド「ホット5」「ホット7」でバンジョー、ギターを弾いていた人です。
バンジョーは、私が音楽を意識して聴き始めた頃(1967年)は、白人カントリー(ブルーグラス)での花形楽器と言う印象でした。まあ、そんな感覚がが40年続いたのですが、ここに来て、少しバンジョーの音に興味が出てきました。
バンジョーは、アメリカ原産の楽器の印象が強いと思いますが、アフリカから持ち込まれた楽器です。ちなみに、スチール・ギターと言うのがありますが、あの楽器もカントリーミュージックでは良く使われるので、いかにも白人社会で出来た楽器のイメージがありますが、ハワイで生れた楽器のようです。 |
ロニージョンソン (Lonnie Johnson ) (1889-1970)
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ジョニー・サンシールがバンジョーを弾いていた、ルイ・アームストロングのホット・ファイブでもギターを弾いたり、自分が歌う曲でギター1つで伴奏しながらソロのシングルライン・フレーズを弾いたりと、かなりジャズの初期からギターの存在を高めてきた人です。
だいたい何でも弾ける人で、ブルース、ジャズ、バラードと素晴らしいギターを弾く人です。ちなみに、本人はバラード歌手としての評価を一番望んでいたようです。また、この人もニューオリンズの生れです。
1925年の初録音から1932年までで、130曲ほども録音があります。たいへん長く活躍した人で、この後も1948に「Tomorrow Night」のR&B年間No.1ヒットもあります。さらに、ブルース・フェスティバルのヨーロッパ公演にも参加したりといろいろな所で活躍しました。 |
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私の場合、この人に限らず1920年代の録音って良いと感じるものが多いのですが、このアルバムも1925-1932年からピックアップされており、ジャズ・ギターの元祖的に言われる一人、エディ・ラングとのセッションも聴けます。 |
テディ・バン (Teddy Bunn) (1909-1978)
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ニューヨーク出身でカリプソなどもやっていて、20歳くらいには、デューク・エリントンのセッションにも参加していた、かなりの天才肌の人です。
シドニー・ベチェ、ジミーヌーン、ジョニー・ドッズなど初期のジャズの重要な人たちと多くのセッションをしています。
やはり、ロニー・ジョンソン、エディ・ラングの流れを汲むジャズ・ギタリストといえると思いますが、ブルースもいかしていて、女性ブギ・ウギ・ピアノのハッダ・ブルックスのバッキングなどは、実にいかしています。
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馴染みやすい
ブルースアルバム
ブルース・ブラザーズ等
ロック系との影響
1960年代
ブルースの歴史など
アルバム紹介
【オーディオパーク
SP復刻盤シリーズ】
ニューオリンズで発生したジャズは、実際に黒人バンドが録音されたのは 1921年になってからのこと。
本アルバムは、ニューオリンズ出身のジャズ演奏家が各地で生粋のニューオリンズ・ジャズを吹き込んだ記録をたどり、キッド・ オリイが黒人初のジャズ録音をロス・アンゼルスで行なった記録音源や、キングオリバー楽団の初録音(ルイ・アームストロング にとっても初録音)、シドニィ・ベシェ、ジェリー・ロール・モートン、をはじめベシェとルイの共演、一方、ニューオリンズにとどまってジャズを演奏し続けたパパ・セレスティン、サム・モーガン楽団など盛り沢山の貴重なアルバムです。
これを聴いてもニューオリンズ・ジャズは当時 からすでに多様化していたことがよくわかり ます。ボーナス・トラックとして珍しい2代目ジャズ王フレディ・ケパード、3代目ジャズ王キング・オリバーのコルネット・ソロを収録しました。
【内容紹介より】
Dixieland Jazz
なんと10枚セット!
〈COLEZO!〉ディキシーランド
歴史全般がわかる
スコセッシ・プレゼンツ
Martin Scorsese Presents the Blues 映画監督であるスコセッシ氏は、かなりのブルース通のようで、素晴しい選曲だと思います。 長いブルースの録音からすれば、ほんのわずかな曲数(110曲)ですが、実にツボを押えた選曲です。 Martin Scorsese Presents the Blues
ちなみに、参考までに全曲リストと簡単な説明を作りました。
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