■第一回:まず、ギターを知ろう!(4/10)
●突然ネックの写真がありますが、フェンダー・テレキャスターのネックです。21フレットまであります。ギブソンは22フレットが標準です。なるべく音の配列を覚えましょう。
最近はギターも安価になり、巷に氾濫している感じですが、昔と違って安価でも良い音がするのが結構有りますね。アンプも小型でもパワーがありますね。技術が進歩したのでしょう。
●写真の右側がヘッドで、弦巻き(ペグ)が付いています。チューニングや音の配列は、本とかを見た方が早いと思います。「0フレット」から数えます。つまり開放音ですね。「12フレット」で「1オクターブ」になります。一番上の太い弦が「6番弦」で、順に「一番弦」まで細くなります。太い方3本は巻き弦で、ラウンド・ワウンドとフラット・ワウンドがあります。普通はラウンドを使います。細い方の3本はプレーンと言って、一本の針金状です。昔(50年位前かな?)は、3番弦まで巻き弦でした。おそらく、リズム・ギターとしての使い方がほとんどだったからでしょう。ブルースがチョーキング(弦を引き上げて音程を上げる奏法)を多用するようになり、3番弦もプレーンになったのだと思います。
●弦の太さを「ゲージ」と言います。ライト・ゲージ、ヘビー・ゲージなどのセットが一般的です。パッケージに数字が書いてあります。「インチ単位」が普通で、一番弦を基準に選ぶ事が多いです。一番使われているのは、一番弦が「.009」となっているセットだと思います。ロックの人は特にそうだと思います。ブルースの人は「.010」以上が多いと思います。私の場合は「.012」を使ってます。
太い方が、太い音がします。(あたりまえですか)
全部をバラ売りで揃える事も出来ますが、面倒と思わない人はやっても良いでしょう。
メーカーは「フェンダー」か「アーニー・ボール」にしています。どこでも入手出来るというだけの理由です。色々と試すのも良いと思います。
●ピックはフラット・ピックやサム・ピック(指にハメル)など、人それぞれの好みと言ったところです。ブルースの場合は固めの方が良い様な気がします。私の場合は普段はピックを使いませんが、指が痛くて仕方の無い時はベッコウ・ピックを使います。
生き物からいただいた物ですから、大切に20年位同じピックを使ってます。ベッコウは減りが少ないので、なくさなければ長く使えます。その代わり虫に食われる事があります。
BB・キングもベッコウだったと思います。サム・ピックは「フレディ・キング」「フィリップ・ウォーカー」あたり他、結構使ってる人が多いようです。ピックを使わない人も沢山います。「アルバート・キング」「オーティス・ラッシュ」「ゲイト・マウス・ブラウン」「アルバート・コリンズ」「ギター・ワトソン」などなど。
●あと、ボトル・ネックでスライド・ギターと言うのも、ブルースの定番スタイルです。スライド・ギターの場合は独特の「オープン・チューニング」にします。「オープン・A」とか「オープン・D」とか言います。開放で「ジャラーン」と弾くと、そのコードの構成音になるチューニングです。 普通のチューニングのままでもかまいません。 |