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スタックス・レコード

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スタックスの歴史

スタックス・レコード (Stax Records)

米国テネシー州メンフィス:1957年設立

 1957年設立、1976年に倒産しました。スタックスの名称は、レーベル・オーナーの「ジム・スチュワート(Jim Stewart)」と「エステル・アクストン(Estelle Axton)」の姓を合せたもの。

 サザン・ソウルの形成に、大きな役割を果たしました。当時としては珍しい、白人と黒人の混成バンドがスタジオ・バンドとして活躍しました。

 ちなみに、スタックスで最もアルバムを出したのは、Booker T. & the MG'sらしいです。13枚程らしいですが、ちょっと凄いですね。

The Complete Stax-Volt Singles 1959-1968

The Complete Stax-Volt Singles 1959-1968

The Complete Stax-Volt Singles 1959-1968

サザン・ソウルを代表するレーベル、スタックス/ヴォルトがアトランティック傘下だった59~68年の間にリリースした、全206枚のシングル(レア盤多数!)を年代順に9枚のディスクに収めたもの。

モータウンと並び、60年代のアメリカが生んだ最も魅力的な黒人音楽であり、南部のローカルな音楽だったサザン・ソウルを世界中に広く知らしめた功績はとても大きい。

ロブ・ボウマンによる詳細なライナーノーツも読みごたえ十分で、まさに一級品の資料といえるボックスです。

 話が前後しますが、スタックスとアトランティック・レコードの関係です。詳しく書くと長くなるので簡単に言いますと、ニューヨークのアトランティック・レコードと契約をしているシンガーがメンフィスに来て、スタックスのスタジオでスタックスのミュージシャンを使ってレコードを作り、販売はアトランティックが行うと言った事があった訳です。

 同じ事を、マッスルショールズにあるフェイム(マッスルショールズ)・スタジオでもやっていました。多くの名盤がそうして生まれました。このCDセットでは、その頃の録音も多数聴かれます。1967年にはアトランティックがワーナー・セヴンアーツに買収されます。この後のスタックスはまたいろんな名盤があります。

スタックスのシンガー達

初期:サテライト・レコード

 まず、1957年にジム・スチュワートによって設立とありますが、当初はスタックス・レコードの前身となる「サテライト・レコード」です。翌年に、姉のエステル・アクストンが共同オーナーとなったようで、最初は「カントリー・ソング」を録音していたようです。

ルーファス・トーマスとカーラ・トーマス

 サテライト・レコードがレコーディングしたアーティストで、初めて成功を収めたのが、「ルーファス・トーマス」と「カーラ・トーマス」の親子デュオだったと言うのも、面白いです。どんな歌を歌っていたのか、興味がありますが、まあいいでしょう。

 後にカーラは、オーティス・レディングとのデュオもあり、父のルーファスは、ドッグやチキンと言った、ダンス・ナンバーで、ヒットを出します。 また、「サテライト・レコード」と言う会社が、既に存在していたので、「スタックス」に改名したらしいですが、かえって良かったと思いますね。こっちがカッコウ良いです。

Rufus Thomas

全体を聴くなら、これが良いと思います。

Very Best of Rufus Thomas

DO THE FUNKY CHICHEN
RUFUS THOMAS(1970)

RUFUS THOMASこの頃のスタックスは良い人が揃ってますね。この人はこの時52才ですよ。凄い「ファンキーおじさん」です。ノリノリですね。

近年に亡くなりましたが、ずっと現役でしたね。『アルバート・キング』もそうですが、この頃のスタックスは、かなり良いのが揃っています。

Do the Funky Chicken

スタックス・ソウルのスター

オーティス・レディング
(Otis Redding)

生年:1941年 没年1967年

1962年-1967年。このわずか5年間が、オーティス・レディングのスタックスでの録音時期です。 オーティス・レディングは119曲を録音しました。そのうちの11曲は、カーラ・トーマスとのデュオです。ですから108曲がオーティス・レディング個人の曲です。ライブでやっている曲も、1曲だけを除き、全部スタジオ録音されているものです。

 108曲のうちの62曲は、オーティス自身か、スタックスのメンバーによるオリジナルで、ほかの46曲は、他人の曲をカヴァーしたものです。

Otis Blue: Sings Soul

Otis Blue: Sings Soul

 これが最も曲が揃っている感じです。

 

 

The Dock of the Bay

The Dock of the Bay

バックバンドの、バーケイズのメンバーとともに航空機の事故で、ウィスコンシン州マディソンで死亡しました。

その3日前に録音された、「(Sittin' on) the Dock of the Bay」は、後に彼にとって唯一の全米No.1になります。

Live in Europe(ライブ・イン・ヨーロッパ)

Live in EuropeLive in Europe

68年になり、「(Sittin' on) the Dock of the Bay」がリリースされ、彼にとって唯一の全米No.1になります。

 

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サム&デイブ

(Sam & Dave)

サム・アンド・デイブ

サム・アンド・デイブサム・ムーア(高音:テナー)とデイヴ・プレイター(低音:テナー、バリトン)によるデュオ・グループです。1961年にマイアミで結成されてから1981年まで活動。ソウルのなかでも有名な「ホールド・オン」「ソウルマン」の2曲を含むベスト盤です。サムはブルース・ブラザーズ2000にも出ていました。
The Best of Sam & Dave [Atlantic]

 

 

オーティス・レディング亡き後のスタックスの看板歌手

ジョニー・テイラー
(JOHNNIE TAYLOR)

 ジョニー・テイラーは、スタックスでは「オーティス・レディング」が亡くなった後のNO.1スターで、「Who's Making Love」以降ヒットを連発します。リズム・ナンバーもスロー・バラードも良いです。

ウォンテッド・ワン・ソウル・シンガー
(Wanted One Soul Singer)

ウォンテッド・ワン・ソウル・シンガー

 Wanted One Soul Singer

スタックスでの1枚目で、ブルース度が少し高い感じです。2作目の、「Who's Making Love」の方がヒット作として有名ですが、こちらの方が私は好きです。

フーズ・メイキン・ラブ
(Who's Making Love)

フーズ・メイキン・ラブ

Who's Making Love

私は彼の声自体から好きなので、ソウル・シンガーでも特別に好きです。タイトル曲は、R&BチャートNo.1、全米No.5/ゴールド・ディスクを獲得。代表的なアルバムです。

 

アルバート・キング

 

リトル・ミルトン

ソウル・チルドレン

ルーサー・イングラム

シャーリー・ブラウン

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